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秦野駅前からのヤビツ峠行きバスに乗るのは何年ぶりであろうか。
積雪でヤビツまで行かないのでは？と心配していたがほぼ満員状態でバスは出発。
１時間ほどでヤビツ峠に着く。
足拵えをして出発するが、表尾根方面に行く人たちが少ない。
富士見橋から左に折れ、二ノ塔への登りにとりかかる。
気温も高く、風も弱くてまるで春の陽だまりハイキングのようである。
あんまり気持ちが良いのでノンビリ歩きすぎて、二ノ塔頂上まで１時間以上かかる。
頂上からは富士山がきれいに望める。愛鷹山、箱根の山々が指呼の間である。
二ノ塔から少し下ってから三ノ塔の登りとなる。念のためにと持ってきたアイゼン、スパッツも必要のないくらい雪が少ない。
三ノ塔から一気に下るが、アイゼンをつけなかったため部分的に凍っているところは恐る恐る下る。
烏尾、行者と越えて行くが、どうも塔ノ岳までは無理そうな雰囲気である。
書策小屋の前でコンロを出してコーヒーを入れながら、今後の行動について相談し、書策新道を下ることに決定。
書策新道は誰も歩いておらず静かな山歩きを楽しむ。
沢をいくつか横断して水無川本谷を横断、右岸のはっきりとした道をたどり、戸沢にでる。
戸沢林道を歩くのも随分と久しぶりである。塔ノ岳までは行けなかったが、表尾根は楽しかった。三ノ塔から札掛へ続く尾根のヨモギ平付近がなだらかで気分をそそられる。近々に歩いてみたいところである。
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